繊維の接触材が曝気槽に設置されると
繊維のまわりに、ぬめりが発生し、直ちにバイオフィルムが形成され、ついには汚泥・微生物
の塊、バイオボールを生成します(バイオボールは造語です)。
微生物にやさしい棲家の誕生となります。
様々な微生物が発生し、多様性と長い食物連鎖がつくられます。
このことにより次のような特徴・効果が得られます。
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特徴 |
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・汚泥の接触材での閉塞や一斉脱落がない。 |
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・障害微生物である糸状微生物をよく付着し、逆に有用微生物として利用することができる。 |
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・接触材に大型の微生物が多く付着する。 |
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・バイオボールの内部は嫌気状態であり、曝気槽1槽で嫌気と好気の同時処理が可能である。 |
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・脱窒が可能である。 |
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効果 |
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・処理能力が高い。 |
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・汚泥の沈降性が良く、沈殿槽の滞留時間が短くて済む。 |
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・食物連鎖が進み、大型微生物の発生により、自己消化し、汚泥の発生量が減る。 |
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・嫌気処理により汚泥の減容化、空気の節約になる。 |
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・バルキングがおこりにくい。 |
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・負荷変動に強く、安定した水質が得られる。 |
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・日常の管理が楽である。 |
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